「疲れ顔=老け顔」の代名詞とも言える「目の下のクマ」あなたはきちんとケアできていますか?
特に40代ともなると目の下のクマは手ごわく、ひどい人は目の下にクマを飼育しているようなもの!なんですよ。そこで今回は、40代のための目の下のクマ対策!についてご紹介します。
40代の目の下のクマ対策や取り方は?
40代 目の下のクマの原因はコレ!
目の下にクマができていると、見た目の印象がガラリと変わってしまい、疲れ顔や老け顔などいい印象は与えないものです。
また、目の下のクマと一言で言っても、「茶クマ」「青クマ」「黒クマ」など種類があるので、まずはそれぞれの特徴や原因などをご紹介していきますね。
「茶クマ」とは?
「茶クマ」とは、目の下のクマが茶色っぽく、目尻を引っ張っても上も向いても消えないのが特徴です。
「茶クマ」は、紫外線を浴びたり、目を擦ったり、乾燥肌によってお肌にダメージを与えることで、メラミン色素が生み出され、色素沈着するのが主な原因です。
しかし、茶クマになるのは色素沈着以外にも目の下の毛細血管に血液が滞っている血行不良や、新陳代謝の低下により角質が厚くなり、お肌がくすんでしまうのも、茶クマができる原因になるんですよ!
「青クマ」とは?
「青クマ」とは、目の下が青や紫っぽく、目尻を軽く引っ張るとクマが薄くなるのが特徴です。
「青クマ」は、寝不足や血行不良などによって、目の下の血流が悪くなったものが主な原因で、皮膚の薄い目の下の静脈が透けて見えている状態なんです。
特に、青クマはお肌が白い方や目の下の皮膚が薄い方に現れやすいと言われています。
また、寝不足や血行不良以外にも、目の疲れによっても引き起こされることがあります。
「黒クマ」とは?
「黒クマ」とは、目の下が黒っぽく、目尻を軽く引っ張ると薄くなったり、消えたりするのが特徴です。
「黒クマ」は、加齢や乾燥による目の下のシワやたるみ、くぼみなどで目の下に影ができることが主な原因です。
また、加齢による新陳代謝の低下なども起こるので、茶クマと併発しやすいのも特徴です。
40代以降になると目の下にクマが現れることが多いのは、加齢によるシワやたるみ、くすみなど「黒クマ」が原因であることが多いと言われています。
黒クマは目の下のシワやたるみ、くすみが原因ですので、体調的には元気で問題がない時でも疲れ顔に見られてしまいます。
また、疲れ顔は、年齢よりも老けて見えてしまいますので注意が必要なんです。
鏡を正面に持って目の下をチェックしてみた時に、顔の他の部分の皮膚と色に差があるように感じる場合には、この黒クマができている可能性が非常に高くなりますので、一度じっくりチェックしてみてください。
40代以降になるとなぜこのような症状が出やすくなるのかというと、加齢によって皮膚がたるんだり小ジワができてしまうからです。
黒クマは、目尻を軽く引っ張ると薄くなったり、消えたりします。
これは、目の下に小ジワやたるみのできている部分は皮膚に凹凸ができていますので、それが影になって見えてしまっているからです。
この凸凹が改善されて皮膚が平らになれば、影になる部分が無くなるので、薄くなったり、消えたりするのです。
加齢による目の下のクマの原因は?
歳を重ねることで、お肌の筋力やコラーゲンなどが減少しますので、どうしても20代などの若い時に比べてお肌は劣化してしまいます。
加齢によってシワやたるみができるメカニズム
新陳代謝の低下や血流が悪くなる
↓
目の周りの毛細血管の機能が低下する
↓
栄養や酸素が十分に届かなくなる
↓
皮膚にハリや弾力が無くなる
↓
お肌にシワやたるみが増える
シワが一本や二本ならそれほど見た目は変わらないのですが、加齢によってドンドン新陳代謝の低下血行不良が進んでしまうことで、シワがたくさんできたり、たるみが進行することで目の下が黒っぽく見えるようになってしまいます。
種類でいうと、「ちりめんジワ」や「小ジワ」といわれるタイプになります。
年齢のせいで顔の筋力が衰えてくることで目の下の皮膚が重力に逆らえなくなり、目の周りのたるみが酷くなりますので、そのせいでくぼみができてさらに黒い影が濃くなることもあります。
また、加齢によって毛細血管が損傷を受けやすくなるのですが、そこから出た血液が必要以上に溜まってしまうことで膨らんで目の下のたるみが現れるようになります。
たるみが大きくなると、それが影となってより黒く見えるようになりますので、お肌がたるみ始めたと感じるようになったときは要注意のサインなんです!
「ちりめんジワ」も「小ジワ」も、ある程度の年齢になれば誰にでも現れるものですし、皮膚のたるみや筋力の衰えも年齢を重ねたお肌にはよく現れますが、この状態を放っておくとドンドン進行していきますので、すぐにでもケアを始めないと大変なことになってしまいかねません。
ですので、下記に自分でできるクマの取り方や注意点などを詳しくご紹介していきますね。
40代の目の下のクマの取り方は?
40代以降にできやすい目の下のクマは、加齢によるシワやたるみなどが原因で引き起こされることが多いということは、上記でご紹介させてもらいましたが、シワやたるみの原因は加齢だけでなく、下記のような様々な要因が複合的に重なって引き起こされてしまいます。
- 紫外線
- 偏った食事
- 睡眠不足
- 乾燥
- 筋力の低下
- 猫背
など
これらの原因をひとつづつ解消していくことで、加齢によるお肌のシワやたるみを改善したり、進行を遅らせることも不可能ではありません!
紫外線
紫外線(特にUV-A)は、お肌の真皮にまで届き、お肌のハリや弾力を生み出すコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを作り出す「繊維芽細胞」にダメージを与えます。
紫外線は、長い時間をかけてジワジワとお肌に悪影響を及ぼしますので、普段からしっかりと紫外線対策を行うようにしましょう!
偏った食事
お肌のハリや弾力を生み出す「繊維芽細胞」には、タンパク質やビタミンCをはじめ、様々な栄養素が必要になってきます。
偏った食事など栄養バランスが悪いとターンオーバーが上手く機能しなかったり、「繊維芽細胞」に十分な栄養が行きわたらず、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを作り出せず、お肌の老化を早めてしまいます。
ですので、普段からバランスの良い食事を心掛けることが必要です。
睡眠不足
「お肌は寝ているときに作られる」と言われるように、お肌のターンオーバーを促す成長ホルモンは寝ているときに分泌されます。
睡眠不足は、成長ホルモンの分泌を低下させるので、ターンオーバーが上手く機能しなかったり、お肌のハリや弾力を生み出すコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを作り出せず、シワやたるみの原因になります。
尚、お肌のターンオーバーを促す成長ホルモンは、深い眠り(ノンレム睡眠)時に活発に分泌されるので、熟睡できる生活リズムを作るのもとても重要なんです!
乾燥
お肌の乾燥は、天然のバリア機能が低下している状態です。
角質層に水分が保てなくなり、紫外線や外からの刺激などのダメージを受けやすく、肌のハリや弾力を生み出すコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などが外に流出してしまいます。
筋力の低下
顔には、「表情筋」と「深層筋」と呼ばれる2種類の筋肉があります。
「深層筋」は、「表情筋」を支えたり、血液を送り届けるポンプの役目を持っていて、「表情筋」は、顔の表情を作り出す筋力です。
この「表情筋」が衰えると、皮膚や脂肪を支えられなくなり、小ジワやたるみの原因になります。
また、「深層筋」が衰えると、血液を送る機能も低下するのでお肌に栄養や酵素が届かなくなったり、表情筋を支えることができなくなってしまいます。
顔の筋力を鍛えるためには、顔や目の周りのエクササイズを行うことで良い状態をキープすることも可能です。
簡単にできるエクササイズの方法としては、目を大きく開いたりギュッと閉じたりという動作を繰り返したり、眼球を上下左右にゆっくりと回すなどは目の周りの表情筋「眼輪筋」を鍛えるのに効果的です。
猫背
一見、顔や目のシワやたるみとは無関係に思えますが、デスクワークやスマホなどで猫背やスマホ首など顔を突き出すような姿勢は、顔全体のたるみと深い関係があるんです!
背中と首と頭の筋肉は繋がっているので、猫背など前傾姿勢取っていると、首の後ろの筋肉が縮み前側が伸ばされてしまいます。
この様な体勢が長時間続くことで、顔全体が下に引っ張られてしまい、たるみを引き起こしてしまいます。
出来るだけ正しい姿勢をとったり、維持したりするように心掛けてくださいね。
また、他にも化粧品などを使って行えるケアもあります。
40代の目の下のクマは、加齢によって皮膚が痩せてハリが失われていくことで現れ始めますので、肌細胞の働きを活性化させたり、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促すような化粧水や乳液などを使うこともおすすめです。
保湿効果に優れた成分を取り入れることで肌中の水分量が増え、水分と油分のバランスが改善されます。
その結果、肌細胞が元気になって生まれ変わりが促進され、ターンオーバーが活性化されることになりますので、毎日の保湿ケアはとても大切になります。
肌中でコラーゲンやヒアルロン酸が大量に生成されるとお肌はふっくらとして、ハリや弾力が戻ってきますので、シワやたるみを改善することも不可能ではありません。
上記でごしょうかいしたものは、自分でできる目の下のクマ(特に黒クマ)の取り方です。
なお、上記のどれか1つを実践するのではなく複数を同時に取り入れるのが効果的な方法です。
手っ取り早くクマ隠しメイクもおすすめ!
上記でご紹介したように、目の下のクマを取る方法は食事やエクササイズ、化粧品などで行うことができます。
しかし、一般的にお肌のターンオーバーは4週間かかると言われいますし、顔の筋肉も1日や2日でつくものでもありません。
セルフケアで目の下のクマが取るには、どうしても一定の時間がかかってしまいます…
その間、外に出かけたり、人に会ったりするのが苦痛になってしまうこともありますよね(; 😉
ですので、まずは手っ取り早くメイクで目の下のクマを上手く隠して、じっくり時間をかけて黒クマを撃退しちゃいましょう!
目の下のクマを隠すメイク方法は?
加齢によって引き起こされる黒クマは、目の下の皮膚の窪みやたるみ、シワにより影ができることですので、隠しメイクの方法のポイントは…
「影で暗くなっている部分を明るく見せること」
が大切なポイントになってきます。
基本的には、利用するのは明るい色のコンシーラーなのですが、パールが含まれていればなお効果的です。
ワンランク明るい色のコンシーラーをつけることで目元を明るく見せることができますので、暗く見える目の下の見え方を変えることができます。
コンシーラーを塗るときは、シワやたるみに下にできる影に沿って塗り込むようにするのがコツです。
また、細かい箇所もキレイに塗れるようにペンタイプのものを選ぶと便利です。
色でいうとベージュ系やオークル系がおすすめです。薄く広く伸ばすと自然に馴染ませることができますので、隠しているという感じになりません。
なお、仕上げにアイシャドウやハイライトなどシルバー系のものを入れると、光の反射でさらに目立ちにくくなります。
ただし、上記の方法は比較的薄い黒クマの隠しメイク方法で、濃い黒クマの場合、コンシーラーだけでは隠し切れないことも…
濃い黒クマを隠すメイク術は?
コンシーラーだけではなかなか隠すことのできない濃い黒クマの場合は、アイラインや口紅など目の下のクマ以外を目立たせて、視線を誘導することで目の下のクマを気付かれにくくする方法があります。
しかし、この方法だと「気づかれたらいどうしよう…」なんて不安になってしまう方も多いものです。
そこで、コンシーラーで隠し切れなかった黒クマを簡単に目立たなくするとっておきの方法をご紹介します。
メイク方法
用意するものは…「赤系のリップ」です。
①普段通り、ベースメイクを行います。
②用意した「赤系のリップ」を目の下のクマの部分にガッツリ塗ります。
色白の方は、赤系よりもオレンジ系、小麦肌の方は紫系のリップを使うと上手く隠せます。
③「赤系のリップ」の上から、コンシーラーを塗り赤みを馴染ませます。
コンシーラーはカバー力があり、硬めのものがおすすめです♪
④仕上げにファンデーションを薄く塗って完成です。
目元に赤系の口紅をつけることで血色が良くなったように見せることができます。
これは、色の補色といってあえて反対色を使うことで、主張している色を打ち消されて和らげる効果がある方法なんです!
なぜ赤色の口紅を利用するのかというと、青黒く見える黒クマに対してはオレンジに近い赤が補色だからです。
目の下のクマが気になるとついついメイクを厚塗りにしてしまいがちですが、厚塗りするだけでは濃い黒クマを隠すことはできません。
逆に、メイクが不自然になってしまい、かえって目立ってちゃうことももあります。
補色を上手く利用することで気になる部分をカバーできますので、黒クマを上手く隠せると実感できますので、一度お試しくださいね!
まとめ
いかがでしたか?
目の下にクマができてしまうと、体調的には元気で問題がない時でも疲れているように見られたり、年齢よりもグッと老けて見られてしまいます…
年を重ねるごととどうしてもお肌のハリや弾力は衰えてしまいますが、セルフケアを行うことで、若々しさを取り戻すことができますよ!
「なぜ40代になると、小ジワやたるみができてしまうの?」