大家の収入はどのくらい?意外と経費が多い?4つの実例を比較解説!

収入・年収

不動産を所有して、そのオーナーになる。不労所得としての王道ですね。

でも、大家になると、実際にどのくらいの収入を得ることが出来るのでしょうか。

ジョー
ジョー

はたして、楽して儲けられるなんて夢のようなことが、実現するのか。気になりませんか?

アパート経営の大家さん

アパート経営の大家さんの例を紹介します。この大家さんは、14部屋あるワンルームのアパートを経営しています。築年数26年で、1部屋の家賃は月額65,000円です。部屋は埋まっており、順調に不動産経営が続いています。12ヶ月の収入は、65,000円×14部屋で、1,092万円になります。アパート経営の魅力は、マンションと比べて物件価格がおさえられているため、家賃を低く設定することができます。その分、入居者が得られやすい物件にする工夫ができます。

高級マンション経営の大家さん

マンションの1階に自宅を持ち、上の階を賃貸として貸し出している大家さん。2LDの築年数17年の物件です。人気エリアの好立地のため、強気の家賃設定で1部屋月額195,000円ですが、ファミリー物件向け物件と言うこともあり、入居者は長く住んでいるため、空き室はありません。

12ヶ月の収入は、195,000円×9部屋で、2,106万円です。高めの家賃を設定出来るのは、建物自体の魅力はもちろんのこと、その立地も重要な要素になります。借りることができる客層は限られてきますが、そのような物件を手に入れる場合には、物件の高級感など、形にならない魅力を維持することに気を付けて、経営することにしましょう。

大型マンション経営の大家さん

30部屋と多数の部屋を本格的に不動産経営している大家さんの例です。これだけの部屋数なので、管理は不動産管理業者に任されています。物件の間取りは2Kで、築年数9年のマンションです。家賃は1部屋月額120,000円。

不動産管理業者の客付けがうまく行っており、継ぎ目無く入居者が決まっています。12ヶ月の収入は、120,000円×30部屋で、4,320万円という金額です。多数の部屋を不動産経営するには、個人の力だけでは負担が高くなります。不動産管理会社の力を借りるなど、事業としての経営を行うよう意識して下さい。また、1棟だけで経営するのでは無く、異なる立地や間取りの物件を複数所有し、リスク分散することも重要なノウハウです。

サラリーマンの副業大家さん

サラリーマンとして働く傍ら、副業として大家をやっている例です。最初は小額で始めたそうですが、徐々に所有物件を増やすことで規模を大きくし、今年で18年目。不動産管理会社をパートナーとして、上手に経営しています。10棟、174室にのぼる物件からの収入は年間で130,000,000円にもなります。

大家さんとしてしっかりと成功されている実例です。サラリーマンなどの収入源を持ちながら、不動産投資をするというのは、実はとても賢い選択です。なぜなら、どちらか一方がうまく行かなくなったとしても、一気に収入が無くなるという心配がありません。大家に限らずですが、収入源が複数トラックあれば、安定した人生を過ごすことができます。

大家さんはここに注意!意外に多い出費

ここまで大家さんの収入を見てきました。意外に多く稼げるなと思いましたか?確かに収入だけに注目すると僧かもしれません。でも、不動産経営では、収入だけでは無く、当然支出もあります。物件を維持管理するための経費を考慮して、不動産経営をする必要があるのです。

なお、収入から経費を差し引いた利益で計算した利回りを「実質利回り」と言い、不動産経営の指標になります。支出として掛かってくるのは、まず税金である固定資産税、それから借入を行っている場合には、借入返済金があります。

不動産管理会社に管理を委託している場合には、管理料が発生します。また、物件を良好な状態で維持するには、修繕費を見込んでおく必要があります。賃貸形態によっては、水道光熱費も一旦負担する必要があるでしょう。それらを差し引いた残りが、大家さんの手取りということになります。

不動産経営で大家さんになる魅力は?

不動産経営をして、大家になる魅力はどこになるのでしょうか。サラリーマンと比較すると、自由な時間が手に入るということです。また経営次第では、サラリーマンよりも大きな収入を継続的に見込むことができます。これは、サラリーマンの副業として大家になる場合も、専業で不動産経営をする場合でも同じです。それを実現するためには、物件の価値を高めるために、常に創意工夫を続ける必要があります。ある意味、自分の頑張りがそのままダイレクトに、収入に反映するということも大きな魅力だと言えます。

不動産経営の大家に関するQ&A

Q
不動産投資で大家になるメリットは?
A

不動産投資で大家になるメリットは、単に家賃収入を不労所得として得るだけでしょうか。いいえ、そうではありません。実は不動産投資をした結果、不動産という現物資産が手元に残るということが、最大のメリットだと考えられます。

また、サラリーマンが副業で大家をする場合、家賃収入で利益が出れば、そのままOKですし、仮に利益がマイナスだったとしても、単純な不利益にはなりません。サラリーマンの給与所得と損益通算できるため、所得税を下げる節税の効果を得ることができます。インカムゲインとキャピタルゲイン、そして節税効果も期待できるというのが不動産投資で大家にメリットだと言えます。

Q
大家になるにはどのくらいの資金が必要?
A

沢山の資金が無いと大家になれない。そう思っていませんか。確かに、初期資金は多ければ多いほど、安心して不動産経営を行うことができます。でも多額の資金を無かったとしても、不動産投資を始めて大家になることができます。

例えば、250万円の中古物件の大家になる場合、2割程度の資金である70万円があれば十分で、不動産投資デビューすることが出来ます。首都圏で東京への通勤圏内であれば、築年数が古い物件だとしても、意外に入居希望者は多いものです。そのような「掘り出し物」物件を探して、手に入れるのも不動産経営の醍醐味です。そのためにも、魅力的な物件を見極める力を養っていくようにしましょう。大家として必ず役に立ちます。

Q
いくつまでに大家を始めるのが理想?
A

不動産投資で大家を始める場合、いくつまでに始めるのが良いのでしょうか。不動産投資自体は、いくつになっても始めることが出来ますし、不労所得であるという面を考えると、むしろ現役引退後の収入源として確保しておきたいところです。

しかし、ローンを組んで不動産を手に入れることを考えると、他の収入も得ることができる現役時代に、不動産投資を始めておく方が安心だと考えられます。60歳まで働くとして、20年ローンの場合であれば、40歳までに始めておけば60歳までに完済できます。

長期スパンで複数の物件を手に入れながら、不動産経営の規模を拡大したいと計画しているなら、30代に始めることが理想です。だたし、自己資金を多く用意できるのであれば、年齢に左右されず、リスクも多く取らずに大家を始めることが出来ますので、まずは大家としての事業計画を、綿密に立てるようにしましょう。

まとめ

  1. アパート経営でも年収1,000万円超えの収入を得ている実例がある
  2. 多数の部屋の大家になる場合は、異なる立地や間取りの物件を複数所有しリスク分散することも重要
  3. サラリーマンなどの収入源を持ちながら、大家になるのはとても賢い選択
  4. 不動産経営では物件を維持管理するための経費を考慮して不動産経営をする必要がある
  5. 物件の2割程度の資金があれば不動産投資デビューすることが出来る

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