アメリカ発のメンバーシップ制倉庫型店舗であるコストコは、独創的な販売戦略によって高品質な優良ブランド商品を低価格でお得に手に入れることができる魅力を持っています。
ただし、年会費が必要なことから、利用しにくいと感じる人もいるかもしれません。

今回は、コストコのメンバーシップ制度や年会費を節約する方法など、コストコでお得に賢くお買い物する情報をお伝えします。
コストコとは?
コストコは、倉庫型の巨大店舗で高品質な大量パッケージ商品を、物流や人件費を削減することで手頃な価格で提供していることが特徴です。
コストコホールセールが正式名称で、卸業者を通さずにメーカーから直接仕入れを行ったり、必要経費を最小に抑えた販売方法を行っていることから、いわば卸業者が直接販売を行っているようなモデルです。

コストコでは、ケータリング類や菓子類から、電化製品、自動車関連品、スポーツ用品、宝飾品・時計、カメラ、キッチン用品、衣類、化粧品、家具など幅広い商品を取り扱っています。
コストコ初心者が押さえておくべきポイント
コストコは、メンバーシップ・会員制を採用しており、一般のスーパーマーケットとは違った特徴がいくつかあります。
初めてコストコに訪れる前に知っておくべき基本ルールをお伝えします。
コストコ押さえておくべきポイント①会員カードの共有は許可されていません
コストコの会員カードには写真が付いており、入店時にスタッフが本人確認を行います。非会員は、会員の同行者として入店が認められます。同行できる人数や条件については、後述します。
コストコ押さえておくべきポイント②店内の通路は一方通行です
コストコでは入店からレジ、出口までの通路が一方通行になっています。
なお、トイレは売り場の外に設置されています。トイレ等のために一度レジを通過したい場合は、スタッフにお声掛けください。
コストコ押さえておくべきポイント③支払方法は現金かMastercardのみ
レジでの支払いは、会員本人のみが行えます。また、支払い方法は現金かMastercard(クレジットカード)のみです。
コストコの商品は大容量なため、一度の支払い額が高くなることがあります。Mastercardを持っていない場合は、年会費無料でポイント還元率が高いカードを作成することをお勧めします。
コストコの年会費支払いも、現金かMastercardのみです。
コストコ押さえておくべきポイント④店舗内での写真撮影は禁止です
プライバシーや衛生の観点から、コストコ内での写真撮影は許可されていません。写真を撮りたい場合は、店舗の了承が必要となります。
コストコ会員ならではのお得感と特典
コストコの年会費は、メンバーシップのタイプに応じて異なり、個人向けの「ゴールドスター」プランでは約5,000円となっています。
さまざまなメンバーシップとその年会費、そして特典について詳しく見ていきましょう。
コストコメンバーシップ別の年会費の概要
コストコでは4つの異なるメンバーシップが提供されており、ビジネス会員には個人事業主やフリーランスも含まれます。
コストコ年会費 比較表
会員区分 | メンバーシップ タイプ | 年会費(税込) |
---|---|---|
個人会員 | ゴールドスター | 4,840円 |
エグゼクティブ・ゴールドスター | 9,900円 | |
法人会員 | ビジネス | 4,235円 |
エグゼクティブ・ビジネス | 9,900円 |
エグゼクティブ会員には、年間4回の特別クーポン発行や、コストコとMastercardの提携による「コストコグローバルカード」でのお支払い時に2%のポイント還元が受けられるなど、さらに魅力的な特典が盛りだくさんです。
まずはゴールド会員から始めて、1ヵ月で3~4万円以上のコストコでの買い物がある場合は、次の年にエグゼクティブ会員へのアップグレードを検討してみてください。
コストコ全会員が享受できる共通の特典
どのメンバーシップを選んでも、以下の特典を受け取ることができます。
①商品保証
商品が期待に沿わなかった場合、会員であればレシートと商品を持参すれば全額返金が受けられます。
②年会費保証
期限内に退会すれば年会費の返金が可能ですが、その場合、退会月から12ヶ月間は再入会や家族新規入会ができません。
③会員の利用範囲
海外のコストコでも利用が可能です。
④オンラインショッピング
コストコオンラインは会員だけが利用できます。コストコオンラインを活用すれば、近隣にコストコがなくてもウェブ上でお買い物が楽しめます。
コストコの会員特典を利用することで、よりお得に購入ができます。会員になることを検討してみてはいかがでしょうか。
コストコで会員カードを発行する流れ
コストコで魅力的なショッピング体験を楽しむための会員カード取得方法をお伝えします。
準備するもの
身分証明証(運転免許証・健康保険証・パスポート等)
- 企業会員の場合、追加の証明書類が必要(法人名義の領収書やビジネスカード等)
- 会員証はその日に発行されますので、すぐにお買い物を楽しめます。入り口でスタッフに「新規会員になりたい」と伝えるだけで、スムーズに手続きが始まります。
コストコ店舗で申し込む流れ
- 店内のメンバーシップカウンターへ向かう
- 必要書類など個人情報を記入する
- 身分証明書(運転免許証、保険証、パスポート等)の確認
- 証明写真の撮影
- 会員カードの発行/受け取り
コストコオンラインで申し込む流れ
- コストコ会員登録ページで種類を選ぶ
- 必要事項を入力して会員登録する
- 申込番号をメモする
- コストコ店内のメンバーシップカウンターへ向かう
- 身分証明書(運転免許証、保険証、パスポート等)の確認
- 証明写真の撮影
- 会員カードの発行/受け取り
店舗でスタッフに申込番号を伝えれば、書類記入無しで簡単に手続きできます。
コストコ年会費節約術!年会費を支払わずにお得に買い物する方法
コストコでの買い物を一度試してみたいと思っている方は、次に紹介する方法で年会費を節約してお試し利用をしてみてください。
無料のコストコ家族カードを取得する
もし家族の中にコストコ会員がいる場合、無料の家族カードを取得できます。家族カードは、会員1人に対して1枚、18歳以上で同じ住所に住んでいる家族に無料で提供されます。
入会時には身分証が必要ですが、通常の会員と同じ特典が受けられます。ただし、家族カードを持っていても、先ほどの同伴入店ルールが適用されることに注意してください。
友達のコストコ会員と一緒に来店する
会員1人に対して18歳以上の非会員2人まで、合わせて3人が一緒にコストコに入れます。また、18歳未満の子供は同伴者数にカウントされません。
ふるさと納税でコストコ年会費無料クーポン獲得する
ふるさと納税のお礼品には、コストコ年会費無料クーポンがもらえることがあります。
この制度を活用することで、コストコの年会費を節約できるだけでなく、翌年の税金も軽減できます。
また、獲得したコストコ年会費クーポンは、新規入会や更新時にも使えます。ただし、お礼品としてもらったクーポンは、発行元のコストコ店舗でしか利用できません。
コストコ年会費を速攻で元取る方法
コストコでは市場価格と比較してお得な商品が多数揃っているため、献立の計画をして食材のまとめ買い&余らせないように工夫すれば1〜2回の買い物で年会費相当の節約が実現できることもあります。
また、コストコのガソリンはリーズナブルな価格で提供されているため、給油も併せて行うとお得です。長期的な節約策や期間限定のキャンペーンを上手く利用することでコストコ会員としての魅力を最大限に引き出しましょう!
クレジットカードを活用してさらに節約
新規会員向けのキャンペーンがあるMastercardブランドのクレジットカードを使えば、ポイント還元により年会費をカバーできることも。
また、コストコグローバルカードはコストコでの購入時に1.5%のポイント還元があり、買い物を繰り返すことでポイントが溜まりやすく、年会費を節約しやすくなります。
年会費割引のチャンスを逃さない
新しい店舗がオープンする前に会員登録を済ませると、初年度だけ年会費が1,000円割引になるキャンペーンが利用できます。近くに新店舗が開く予定がある場合は、オープン前に登録して節約を楽しむことができます。
まとめ
今回は、コストコのメンバーシップ制度や年会費を節約する方法など、コストコでお得に賢くお買い物する情報をお届けしました。
コストコ初心者で、まずは試しに買い物をしてみたいと思っている人は、コストコメンバーと一緒に店舗を訪れたり、新規オープンの店舗情報を調べてみましょう。コストコ入会を決定した際には、さらなる節約ができるクレジットカードの選択もおすすめですよ。