ポジティブシンキングとは、「積極思考」のことです。
前向きに物事を考え、現実を変えていこうとする思考法ですね。
あなたも、ポジティブシンキングになりたいと思いませんか?

自分の未来をも変えるポジティブシンキングを、様々な視点からご紹介していきます!
改めてポジティブシンキングとは?
人の性格を表現する時によく使われる「ポジティブ」という言葉は、世の中にすっかり浸透しているのではないでしょうか。
ご存じのように「積極的な」「前向きな」といった意味があります。
では、「ポジティブシンキング」の真の意味は何でしょうか。
ポジテイブ「positive」とシンキング「thinking」が組み合わさった言葉です。
「thinking」は、思考や判断といった意味があります。
つまり、「ポジティブシンキング」には、「積極思考」といった意味があります。
「ポジティブシンキング」という言葉に、未来を明るいものに変える前向きなイメージを感じる人も多いかと思います。
確かに「ポジティブシンキング」になることによって、物事が好転していくことが多くなるはずです。
しかし、「ポジティブシンキング」に対する捉え方の違いから間違った方向へと向かっていくこともあるので注意が必要です。
では、「どうしたらポジテイブシンキングになれるのか」と疑問に思った方もいるのではないでしょうか。
自分の持っている思考の癖を少しずつ変える習慣を身に着けていけばいいのです。

「ポジティブシンンキング」を間違った捉え方をしないようにしながら、習慣づける方法もご紹介していきます。
ポジティブシンキングがもたらすメリット
人は、ネガティブな感情を持つことも少なくありません。
それは、自然な心の働きであり、ネガティブな感情自体すべて悪いわけではありません。しかし、ネガティブな思考(ネガティブシンキング)を引きずっていてはいけません。
ポジティブシンキングになれば、より良い自分に近づけるのです。

その結果、あなたにとって充実した豊かな人生を、送れるようにもなるのです。
そのメリットを見ていきましょう!
人間関係が広がる
明るく魅力的な人の周りには、自然と人が集まってきます。ポジティブシンキングの人は、前向きな思考から表情も明るくなり、人を寄せ付ける魅力が出てきます。その結果、自然と人が周囲に集まってきます。 ポジティブシンキングでいると、物事を積極的に肯定的に捉えようとする気持ちが湧いてくるので、周囲の人に対しても寛大な気持ちを持てるようになります。そのため、人間関係が広がり、良い人脈も持てるようになるのです。 人は人とかかわりながら生きています。人間関係が広がることによって、自分の可能性も広がり豊かな人生を歩むことにもつながるのです。
モチベーションが上がり行動的になる
ポジティブシンキングがもたらす大きなメリットの1つに、モチベーションが上がり行動的になれることがあります。モチベーションが上がる、つまり熱意や意欲が湧いてくるのです。行動的になることによって、いろいろな面で可能性も広がります。 いくら頭の中であれこれと考えても、モチベーションがないと行動にも移せず事態は動きません。現状は何も変わらないのです。大事なことは、モチベーションを上げて、行動的になることなのです。 その結果、失敗することもありますが、試行錯誤を繰り返しながら、自分の思い描く成功、自分の目標とする自分へと近づいていけるのです。
幸せに生きられる
自分の思考が、人生を幸せにも不幸にもさせます。同じ状況でも、ある人は不幸だと思い、ある人は幸せだと捉えることも珍しくありません。それは、その人の持つ思考の癖が生んだ結果なのです。 たとえば、あなたには貯金が50万円あったとします。「50万円もあるから良かった」と思いますか?それとも「50万円しかない」と思いますか?50万円あるから良かったと思う人には、肯定的、安心感などのプラス感情が生まれます。 しかし、50万円しかないと思った人には、不安、ストレスなど負の感情が湧いてきます。同じ状況でも人により考え方が大きく異なります。それは、その人の思考によるものです。同じ生きていくにしても、物事を前向きに捉えるポジティブシンキングの方が幸せに、心豊かに生きられるのです。
人がポジティブになれない原因は?
人はなぜ、ポジティブになれないのでしょうか?だれにでも、ポジティブになれない時はあります。日常では、悲しいことや辛い出来事も起こるので当然です。 しかし、問題なのは、いつもポジティブになれない感情を持っている人です。そこには原因があるはずです。いくつかの原因を見ていきながら、ポジティブシンキングになるためのヒントを見つけてください。
自分に自信がないので劣等感を持っている
自分に自信がないので、劣等感が生まれ、それが原因でポジティブになれません。「どうせ自分はダメなんだ」との気持ちを持っているので、前向きになれないのです。そして、自己肯定感も低くなってしまいます。
人と比べる癖がある
何でも人と比べる癖を持っているのも、ポジティブになれない原因の1つです。「自分は自分、人は人といった気持ち」を持てれば、気持ちも楽になるのですが、それができません。ネガティブな感情が働き、人に劣っている面ばかりに目が向いてしまうのです。 その結果、落ち込み→先に述べたように自信がなくなり→劣等感を持ち→ポジティブになれない思考へとつながってしまうのです。
成功するイメージを持てない
成功するイメージを持てないことも、ポジティブになれない原因です。「失敗したらどうしよう」「面倒なことになったら嫌だ」などと悲観的な感情が強いのです。その結果、行動する気持ちもなくなり、前にも進めず、現状を変えられずに悶々とした感情を抱え込んでしまいます。
NGなポジティブシンキング
ポジティブシンキングには、良いイメージが先行していますが、間違った捉え方には注意が必要です。NGなポジティブシンキングをご紹介します。
失敗しても反省しない
人はだれでも失敗することがあります。その失敗を、「自分はポジティブな性格だから、大丈夫、気にしないから」と前向きに捉えるだけでいいのでしょうか?これでは、同じ失敗を繰り返し、自分が成長できません。NGなポジティブシンキングです。 失敗しても反省しないのは、ポジティブシンキングを誤った捉え方をしています。ただ単に前向きで、気にしないだけでは能天気でいい加減な人になってしまいます。失敗を反省して、次のステップとしてポジテイブシンキングへと気持ちを持っていき、そして行動に移していきましょう。
自分自身で改善しない
ポジティブシンキングを意識して、前向きに生きる姿勢を心掛けても失敗や自分自身を見直さなければ、意味がありません。たとえば、仕事において、みんなで企画した案件が失敗に終わってしまったらどうでしょうか。「大丈夫だから、次の機会に頑張ろう」と明るく前向きに周囲に声をかけるだけでは、意味がありません。 確かに失敗を責められるといった辛さを周囲は感じませんが、一時しのぎの気休めでしかありません。自分自身で改善しない姿勢は、NGなポジティブシンキングです。人任せにせず、自分自身で失敗を反省し、さらに改善しなければならないのです。
ポジティブシンキングに執着しすぎる
ポジティブシンキングを自分も取り入れて、新たな生き方を模索するのはとても前向きで素晴らしいことです。それだけポジティブシンキングには、生き方を可能性に満ちた幸せな方向へと導いてくれる力も秘めているからです、 しかし、そのポジティブシンキングの概念にとらわれすぎてしまうと、ネガティブな感情が生まれた時に、自分を否定してしまいがちです。たとえば、やり終えなければいけない仕事が時間内に終わらなかったとします。その時に「自分の力不足だった」と落ち込む人も多いはずです。 しかし、ポジティブシンキングに執着しすぎて、落ち込んだ自分まで責めてしまうことがあります。時にはネガティブになっても自然なことだと思いましょう。だれにでもネガティブな感情が生まれるものだからです。あまりにポジティブシンキングに執着するのはやめましょう。
名言に学ぶ・ポジティブシンキング
自分の心に響く名言は、自分の生きる糧になることもあります。手帳にメモしたりして、時々見返すと力を与えてくれるでしょう。ポジティブシンキングにさせてくれるシンプルな名言をご紹介します。
シンプルな文章で心に響く名言・2選
「つまづいたっていいじゃないか。にんげんだもの。」相田みつを 書家で詩人でもある相田みつをの名言です。相田みつをは、シンプルに語り掛ける優しい詩や名言を多く残しました。失敗も人間だから当たり前と思い、自分を肯定しながら前を向ける勇気をもらえる名言です。 「自分で自分をあきらめなければ、人生に負けはない」斎藤茂吉 精神科医で作家でもあった斎藤茂吉は、人々の心に寄り添う名医として多くの人を勇気づけてきました。自分をあきらめずに生きていこうよと背中を押してくれるような名言です。
ポジティブシンキングを習慣づける方法【思考編】
ポジティブシンキングになるためには、「思考の癖」を変えていく必要があります。そのために、ポジティブシンキングを習慣づける方法を「思考」にスポットあててご紹介していきます。
その1:思考停止に陥ったら自分へのサインと考える
落ち込んだり、辛い思いをした時に、「思考停止」することがあります。それは、自分を守る防御反応の1つとも考えられます。 「思考停止」とは、その原因となることから逃げたい、かかわりたくない気持ちから考えたり、判断したりすることをやめてしまうことです。「思考停止」状態が続くと、周囲に流され、自分の意思が感じられません。前に進めないので、いったんその「思考停止」状態の自分の状況を客観的に受け止める必要があります。 ポジテイブシンキングを習慣づけるために、思考停止を目向きに自分へのサインと考えましょう。そして、思考停止に陥った原因を探り、ストレスを軽減しながら解決に努めるようにしましょう。
その2:ネガティブを恐れない気持ちを持つ
ポジティブシンキングになり生きていくために、ネガティブは敵であるといった考えを捨てましょう。ネガティブを恐れない気持ちを持つことが、ポジティブシンキングには必要なのです。矛盾しているようにも感じるかもしれませんが、それは違います。 ネガティブな感情を持たないこと自体無理であり、ネガティブな感情を持つのは自然なことです。そのネガティブな感情があるからこそ、人は思考し、そこからポジティブシンキングへと気持ちを持っていけるのです。ネガティブな感情はポジティブシンキングになるための過程と考えてみましょう。
その3:幸せな自分をイメージする
未来が希望に満ちあふれていたら人は、ポジティブになれるはずです。しかし、未来は誰にも予測がつかないので人は不安を抱えるのです。ポジティブシンキングには、幸せな自分をイメージする習慣を持つことも大切な1つです。 人には、どんな状況でも自由にイメージできる素晴らしい能力があります。そのイメージによって幸せな気持ちを作ればいいのです。ポジティブシンキングになるために、幸せな自分になるために、幸せな自分をイメージしましょう。良いイメージは良い結果につながるはずです。
その4:物事のプラスの面を考える
物事にはマイナスの面もあればプラスの面もあります。ネガティブな人の思考にはマイナス面に目を向ける傾向があります。その思考の癖を変えて、物事のプラス面を考える習慣を持つようにしましょう。ポジティブシンキングでいるためには、プラス面に目を向けることが大切です。
ポジティブシンキングを習慣づける方法【行動編】
今度は、ポジティブシンキングになるために習慣づける方法を「行動」にスポットをあて見ていきましょう。
その1:感謝の気持ちを伝える
感謝の気持ちに気付くと人は、不思議と幸せな気持ちになりませんか?その感謝の気持ちを持ち、伝えることが、ポジティブシンキングになるために習慣づけてほしいことの1つです。「ありがとう」の言葉だけを思うだけにせず、直接言葉で伝えることが重要です。 自分も言われた相手も、幸せな気持ちになるはずです。また、感謝の気持ちは、ポジティブシンキングを生みだす力にもなります。まずは、簡単な「ありがとう」の言葉を伝えることから始めてみましょう。
その2:他人も自分も褒める
ポジテイブシンキングになるために、他人も自分も褒めることを心掛けてください。褒めるということは、先に述べたように良い面を探すことにも通じます。それを人に対しても行うのです。他人を認め良い面に気付いてあげて、そして自分も褒めることによって、自己肯定感も生まれます。 褒められた相手も、嬉しくなるはずです。嫌味にならないように、さりげなく褒めるのがポイントです。自分自身へも声に出して褒めてください。「今日は本当によく頑張った。私は偉い」と自宅で声に出してみましょう。ポジテイブシンキングを習慣にできる気がしませんか?
その3:スケジュール帳に楽しい予定を入れる
日々の生活の中には、楽しいことばかりではありません。仕事や家事に振り回され、余裕のない人も多いはずです。なかなかポジティブシンキングになれない環境に身を置きながら、ポジティブシンキングを取り入れる方法は、楽しみにスポットを当てることです。
そしてその楽しみを実行できるように、スケジュール帳に楽しい予定を入れます。
その楽しい予定を実行するために予定を立てたり、考えたりするだけで幸せな気持ちになりませんか?
そしてその楽しみを実行し、幸福感を感じ、楽しいことが生活の中の一部にあると感じるのです。

その結果、ポジティブシンキングに変われるはずです。
その4:前向きな言葉を使う
あなたはついつい、ネガティブな言葉を発していませんか?「仕事はつまらないから早く辞めたい」「会社の上司の態度が許せない」などと言ってしまうことも時にはあるでしょう。
しかし、発した言葉は、私たちが思っている以上に心理に強く影響を及ぼすのです。
ネガティブな言葉を使う人は、脳がネガティブ思考になり、その結果ネガティブなことが現実に起こりやすいと言われています。
ネガティブな人は、ついついネガティブな言葉を使っていることが多いはずです。
前向きな言葉を使い、自分自身の脳をポジティブシンキングへと持っていきましょう。
ポジティブな言葉を使うと不思議と気持ちも前向きになるものです。

潜在意識にしっかりとポジティブ思考を植え付け、ポジティブシンキングを習慣づけましょう。
ポジティブシンキングを上手に取り入れながら生きる
ポジティブシンンキングが、生きていく上で良い影響をもたらすことが多いと述べてきました。
しかし、ポジティブシンキングを間違って解釈すると思わぬ落とし穴があることも忘れてはいけません。
「NGなポジティブシンキング」の所でも書きましたが、ただ単に何でもポジティブに受け止めればいいわけではありません。
時として失敗を反省し、改善しながら、ポジテイブシンキングへと気持ちを持っていくのです。
ネガティブな感情は時として当然と捉えることも大事です。
ネガティブな感情は必ず湧いてくる時があります。
落ち込んでも辛い思いをしても、それは自己の反省を促したり、冷静に立ち止まるきっかけだと思いましょう。
そのネガティブな感情を通過点にして、ポジテイブシンキングになれるように、習慣づけを行っていきましょう。
その結果、徐々に自分がポジテイブシンキングを持つ人に近づいているのを実感するでしょう。

そしていつか、あなたのイメージした未来を手に入れることができるでしょう!
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